36歳から治療を始め、6回移植、習慣性流産でこれまで4回連続流産しています。39歳で4回目の妊娠ではPGT-Aをした正常胚で6wで心拍確認と同時に切迫流産で入院し、24時間点滴し続けましたが、9wで稽留流産となりました。胎児染色体も正常、不育症対策済です。病院側は「遺伝子自体の異常」の可能性と言われましたが、それを回避したり治療したりすることは今の医療では難しいため、何度も正常胚を移植し続けるしかないと言われました。遺伝子異常は本当なのでしょうか?また、正常胚2個で1人出産できると聞きますが、そういった論文はありますか?

スポンサーリンク

ご質問ありがとうございます。
流産を繰り返してしまっていて、とてもお辛いと思います。

流産原因の約50%が胚の染色体異常と言われていますが、正常胚を移植しても流産してしまうことはあります。

また、習慣性流産と遺伝子に関していくつか報告があります。遺伝子異常というよりも、遺伝子変異という言い方が適当かもしれません。

詳しい説明は割愛しますが、妊娠の維持に関わるタンパク質をコードする遺伝子の配列がほんのちょっとだけ違っていて、通常よりも流産を繰り返してしまう場合があるようです。
ご質問者様が、その遺伝子変異を持っているかはわかりませんが、そういう可能性もあり得ると思います。

その他に、正常胚移植後の流産に関わる因子として報告されているのは、BMI値、ICMのグレード、胚の培養日数などが関与しているという報告があります。

正常胚2個で、1人産める確率というのは、正常胚の生時獲得率が50%以上あるので、
理論上、2個有れば産めるということだと思います。論文でそのような記述はあまり見たことはありませんが、「この年齢に必要な採卵数はこのくらい」という論文は見たことがあります。

不育症対策済みということですので、ほとんどの治療や検査などは行なっていると思いますが、習慣性流産に詳しい医師のセカンドオピニオンなどを検討してみるのも良いかもしれません。

以上です。
詳しいご説明やご提案ができず申し訳ありません。少しでもお力になれれば幸いです。
無事にご出産に至る事をお祈りしております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました