ご質問ありがとうございます。
まず、精子の正常形態率とDNA断片化率は同じことを指しません。
正常形態率は奇形精子の割合を示しており、精子の見た目を評価しています。
DNA断片化は、特別な機器で精子の中のDNAの状態を調べてるため、目に見えない異常の割合を検査します。
ただ、両者に関係性はあり、正常形態率が低いほど、DNA断片化が高い傾向にあります。
精子の胚への影響は濃度や運動率など、総合的に判断しないとわからないですが、正常形態率が0%の症例の成績が低下するという報告がありました。
しかし、正常形態率の基準値は4%以上ですので、そこまで気にされなくても良いかと思います。
zymotは、swim up法の強化版のようなデバイスですが、新しいデバイスなのであまりエビデンスが蓄積されていません。いくつか顕微受精で成績が向上するという報告はありますが、本当に効果があるかは結論が出ていません。
ふりかけ法を行いたいのであれば、普通の調整法で充分だと思っています。
以上です。
少しでもお力になれれば幸いです。
無事にご出産に至る事をお祈りしております。
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