不妊の定義ですが、1年間夫婦生活を営んでも妊娠に至らないカップルと定義されており、その後、一般不妊検査を行った上でタイミング→人工受精→体外受精とステップアップしていきます。
私が体外受精が必要か疑問に思った患者様は
人工受精も2回ほどしか実施しておらず、卵管因子、PCOSなどの所見もなく、精液所見も良好、卵巣刺激法をして数十個採卵し、数十個良好胚盤胞を凍結し、一度の凍結融解胚移植で妊娠していきました。
結果論になりますが、必要だったのか疑問に思いました。
もちろん、不妊原因が見当たらなくとも妊娠に至らない、体外受精を行っても簡単に妊娠しない方も見ているので「やらなくていい」とも言えませんが、人工受精をあと何度か試しても良かったのでは?と思う時もあります。
不妊クリニックは、体外受精をやりたいと言えば断りません。言い方が悪いですが、儲かりますので。何か原因がある場合は別ですが、20代の患者さんはタイミングと人工受精をある程度行ってからステップアップする方が良いのではと考えています。
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